財産の評価

主な財産についての評価方法をご紹介します。

1.宅地

宅地の評価には「路線価方式」と「倍率方式」があります。
基本的には、市街地の場合は「路線価方式」、郊外の場合は「倍率方式」となりますが、どちらの方法を使うかは財産評価基準書(国税庁のHPにあります)を見ると分かります。

@路線価方式
路線価図(これも国税庁のHPにあります)を見ると1uあたりの金額が分かりますので、それに土地の面積を掛けたものが評価額となります。ただ実際には土地の形状などによっていろいろな補正を行うことになります。

A倍率方式

固定資産税評価額に評価倍率を掛けたものが評価額となります。評価倍率は地域ごとに定められており、評価倍率表(これも国税庁HPにあります)を見ると分かります。

2.家屋

家屋は固定資産税評価額となります。
ただし、門・塀・庭園設備など家屋と構造上一体となっていない設備については固定資産税評価額には含まれていないため、別途評価して計上しなければなりません。

●門・塀などの評価…再建築価額−経過年数に応ずる減価の額
再建築価額とは、亡くなった日現在において、その財産を新たに建築または設備するために要する費用の額をいいます。

●庭園設備の評価…調達価額×70/100
調達価額とは、亡くなった日現在において、その庭園設備を、その庭園設備の現況により取得する場合の価額をいいます。

3.預貯金

亡くなった日現在の残高+解約利子の手取額
ただし、普通預金で利子が少額の場合は解約利子の手取額は計上しなくてもいいです。

4.上場株式

次のうち最も低い株価で評価します。 

@亡くなった日の終値
A亡くなった月の終値平均
B亡くなった月の前月の終値平均
C亡くなった月の前々月の終値平均

5.生命保険金、退職金

非課税枠がありますので、受取額から次の算式により計算した金額を控除できます。

500万円×法定相続人の数

生命保険金、退職金についてはそれぞれに非課税枠がありますので、どちらもある場合には両方とも上記算式により計算した金額を控除することができます。

ただし、相続人以外が受取人の場合には非課税枠は使えません。